美しい秀……? [駄文選]
気になっていた近くの洋食屋に行きました。
家人と2人で、コンビネーションサラダとエビグラタン、そしてハンバーグを注文。
すべてがあの頃、80年代のレストラン。
ドレッシングは酢の利いたマヨネーズタイプ。外はカリッと中はホックホクのマカロニ&エビたっぷりのグラタン。そしてハンバーグはワイン風味の強いデミグラスソースがかけられ、傍らにはジャガイモのフライに煮込んだインゲン、甘いニンジンという至極王道。これぞハンバーグという皿。
そのデミグラスソースの上からフォークで塊を切り取ると、そこ断面からしみ出て光る……肉汁。
いやぁ、溜まりませんでした。満足満足。
皿に残ったデミグラスをジャガイモですべて撫で取ったのはホント久々でした。満喫満喫。
……なんて浸りながら、見上げるように壁を見ると手書きのお品書きが。
「美味しい季節になりました
カキフライ800円」
うわぁ、そういえばカキの季節じゃん! 食いてぇ〜。美味しい季節のカキフラ……ん!?
その手書きのお品書きを、もう一度よく見てみる。
「美しい秀節になりました
カキフライ800円」
よく見たら、いろいろ間違ってるよ! マスター!!
・美味しい→美しい
味を忘れちゃダメ! そこ、大事!!
・季節→秀節
“季”が“秀”ヒデになってますよ! ヒデになってますよ!
そして“節”もよく見ると、右側が郎の右側、みたいにクニクニってなってますよ!
(※ここでの表記は節になってます。ATOKの都合上、ご了承ください)
マスターの視界と客の関係で写真を撮れなかったのが口惜しいです。はい。
まあまあ、でも、カキフライが美味しいのは間違いないので、いいです……ん!?
よく見たら、入口付近にも。
「美しい秀節に……
カキフライ800円」
ちょっとセンチな感じになってますが、こちらもまったく同じ間違えをしてるよ! マスター! ヘイ・マスター!!
韓国料理屋とか中華料理屋でガチの外人マスターが“タン”を“タソ”って書いてたり“トッポギ”を“トシボき”とか書いちゃうのは、仕方なしと思います。
でも、ヘイマスター。そこの洋食屋マスターさんよ。アンタ、思いっきり日本人じゃん。ここで何十年も洋食屋をやってきた、チャッキチャキの下町育ちじゃん。なのに、その間違いはないだろうよ。しかも、もっすごく達筆でその間違いはないだろうに。そのお品書きの真横に「美味い赤ワイン」って書いてある上で、その間違いはどうなのよ。ヘイ・マスター、ヘイヘイ、ヘイ!
ま、でも、客にメシを食わせるのが仕事だしね。それに関してはすっばらしい仕事をしているしね。
問題なし! むしろ、これからもよろしくお願いします!!
追伸:ちなみにポテトフライは→「フライ・ド・ポテト」と表記。フランス語? フライdeポテト? つーか、それって恐らくは“フライed ポテト”、つまりは「フライされたポテト」であって、たぶん英語だよ! ヘイ・マスター!! さらに「ハンガリアン・グラーシー 1050円」っていうメニューがあったのですが、プロレスの技、じゃ、ないですよね?→調べてみた→正しくは、ていうか一般的には「ハンガリアン グーラッシュ」って表記するらしい→http://www.tomato-ks.com/topics/world/hungary.html→それを“ハンガリアン・グラーシー”って表記しているのは、その店だけだった(※グーグル検索結果参照)→なんかわかんないけど、知れば知るほど、この店、好きになってます。
フライドポテトは英語でフレンチフライですから。
by 黒田B造 (2007-11-14 22:38)
>黒田さん
そうなんだ!(フィッシュ&チップス?)
by ウエノミツアキ (2007-11-15 11:52)