SSブログ

被差別について考える [解明選]

小学生のとき、部落差別問題に対するチラシが配られた。部落差別はやめようというもの。
周りに一切そのような差別がないのに配られたそのチラシによって、部落差別というものがあることを始めて知るという皮肉な状況。
そのとき、誰かに「名字で部落出身って解るんだよ。例えば山田とか」って言われた。
友だちに山田君は2人いた。仲良しだった。その後も、変わらず仲良しだった。

塾の講師をしているとき、酒の席で「このもつ煮込みうめぇ!」と叫んでいた俺を見た関西出身の同僚が言った。
「よく、そんなもん食えるね」、「えっ? なんで?」、「だってそれ、部落のヤツが食うもんじゃん」
その後も変わらずモルモン(放るモン)が好きだ。

未だに被差別問題というのは根付いているらしく、特に関西方面では非道いらしく、婚約時に相手が部落出身かどうか興信所を使って調べる者も少なからずいるとのこと。

【真面目な結論】
そんな奴らに限って、たとえば『世界にひとつだけの花』とか聞いて涙し、ラヴ&ピースって言い放ち、ホワイトバンド付けてはしゃいでいたりするんだよね。万が一、そんなヤツいたら、そいつが所属する社会に潜り込んで、周りをうまく取り込んで、徹底的にいじめ抜いてやるんだ。それで本当の差別っていうのを知らしめてやるんだ。わーい、わーい。

【不真面目な結論】
差別される側ってことを考えるだけで、ちょっとゾクッてするっていうか。あくまでもMということではなくて。報酬依存性の強さの顕れっていう意味で。いじられるってだけでいいんじゃねぇかって思ったりして。いや、Mということではなくて。報酬依存性の強さ故に。なんか羨ましさすら覚えるっていうか、そんなに怒らなくてもいいんじゃないかって思っちゃうのは被差別者の精神的苦痛や心労を計り知ることのない立場だからこそなんですかね。でも、不謹慎ながら、被差別ってちょっと惹かれる。いやいや、ですからMってことじゃないっすよ。報酬依存性の高さから得られる、身勝手な憧れですよ。あくまで。まともに学校に行けず、まともに働けず、まともに結婚できない苦しさは想像を絶するあまり想像できない故の話。まともに学校に行かず、まともに働かず、まともに結婚してない自分としては憧れてしまうっていうか……って、まともに結婚してないって失礼なこと言うな!

【本当の結論】
不自由は自由を求め、自由は不自由を欲する。
人間ってわがままだなぁ……って、わがままって失礼なこと言うな!……って、俺のことを言ってるわけじゃないって?   つーか、お前が勝手にお前のことを言って、またしても悦に入っているだけだろうって? ごもっとも。

【本当の本当の結論】
被差別のことを“非差別”だと聞き流していたことがあります。でも、ある日、「となると、非差別部落っていわば差別されてない部落ってことになるなぁ。それって、おかしくね?」となり、辞書を調べた次第であります。やっぱ、解らないことはすぐに調べるべきだね……って、当たり前だろ! お前ライターだし! ごもっとも。


nice!(0)  コメント(3)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 3

ガス

さっそくTBされてて、そっち系の人たちはアンテナが高いナァと思ったら、出会い系フィッシングエログだった件について。文字化けしてるし半島からのTBかと思って、つい見に行っちゃったじゃないか。
by ガス (2005-11-05 05:09) 

ナスカ

どうも初めまして。
いつもお邪魔してます。

中学のときに部落差別作文をかかされ、「知る事によって差別が生まれるんじゃないか」と書いたら先生に呼び出されて怒られました。そんなことを思い出しました。
by ナスカ (2005-11-05 18:37) 

ウエノミツアキ

>ガス
おもろいから、ちょっとのこしとく。
>ナスカ様
そう、そこ。
by ウエノミツアキ (2005-11-06 00:16) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。