ohダイナミック! [ph漫画選]
シェー!
えー、というわけで、忙しいから先に進めます。
今日、例の関根元(※預言者)を共犯者が告発している本を締め切り土曜日の仕事の参考資料として買いに行きました。三省堂に慌てて行きました。買いました。すぐに帰ろうとしました。でも、なんか来年の手帳フェアみたいなのやっていたので、覗きました。良さげなのがあったので買いました。帰ろうとしました。そしたら同行していた嫁が何かのパンフレットを持ってました。
表紙を見るとそこには『ケアネットDVD』という文字。2万人の医療従事者が評価したケアネットTV(スカパー!の番組)をDVD化したもののパンフレット。
しかしなんで普段からまったくヘルスケアをしていない、ヘルスケアとは無関係な、つーか帰宅してもうがいもせずに手も洗わずに銀杏を素手でムシャムシャ食っているような嫁がそんなパンフレットを持ってきたかというと、なんだかそのDVD作品のネーミングが奇妙だからという。
見てみる。
ん!?
はい、ダメダメ。撤収、撤収。退院、退院。
ダメだろ。外科はダイナミックにやっちゃダメだろ。
看護士「押忍! 先生! 今、運ばれてきたこの患者、足があらぬ方向に曲がっております! 押忍!」
先生「おっ、本当だな。えらい方角に曲がっておるな。よっしゃー! じゃ、治すかっ!! お前、ペンチ持ってこいや!!」
看護士「押忍! ペンチっす! 押忍!」
先生「よっしゃー! ペンチ一丁! お前、このくるぶし付近をしっかりと抑えておれ!」
看護士「押忍!」
先生「で、そしたら、ここをペンチでつかんで…………うぉりゃー!!」
看護士「ぅ押ーーーーー忍っ!」
先生「うぉりゃーーーーーーーー(ゴキッ)」
患者「ぬぉおおおおおおおおおおおおおおお…………(コックリ)」
先生「うーん。今度は逆のあらぬ方向に曲がってしまいおったか……じゃ、今日はここまで!」
看護士「押忍!」
看護婦「ウーン、せんせいったら、今日もダイナーーミック!」
って、言ってる場合じゃないから!
整形外科って、外科ですよ! 大胆は避けてください! 慎重に! 慎重に!!
と、まあ、終始そんな具合でして。ほかは例えば……
『Dr.林の笑劇的救急問答』
いやいや、笑っている場合じゃないから! 救急でしょ! 救急!!
「いくつかの症例がドラマチックに展開し……」
うんうん。
「ERでは愛のこもったハリセンが飛び交います!」
ハリセンが飛び交うER=救急救命室。運ばれたくねぇ〜。
収録タイトル第2回:「ヒートアップ!ザ・熱中症」
だ、だじゃれ?
収録タイトル第3回:「落としアナいっぱい!アナフィラキーショック」
ダジャレ言ってる場合じゃないから。死んじゃうから。死んじゃってるから。
『Dr.さわやまの心音道場』
道場って。
「心音のリズムが『“オッカサン”と聞こえたら何音? “オトッツァン”と聞こえたら何音?』と実践的でユニークな実例を挙げながら丁寧に解説」
えーと、心音がそんな風に聞こえるような人は医療に従事するのを即座にやめてもらえませんか?
『Dr.佐藤の胸部写真の楽しみ方』
「おっ、この影は……肺ガン?……正解! 楽しい!!」とかって、楽しめませんよ!
『もう迷わない!好きになる心電図』
心電図、別に好きにならなくていいです。
「今までと違った角度から心電図にアプローチし……」
今までどの角度から心電図にアプローチしていたのか、それをまず知りたい。
ていうか、心電図にアプローチする角度っていくつもあるのか、知りたい。
『Dr.鳥谷部のHow To ラップ療法』
YO!YO! そこはラップでノリノリじゃなくて、バラード並みに慎重にお願いします。
『伊賀流心臓塾』
いやいや、そこまで忍ばなくてもいいけど……
『骨太!Dr.仲田のダイナミック整形外科』
だからってダイナミックはダメ! ゼッタイ!!
『Dr.東田の今さら聞けない病態生理』
いやいやいや、聞いていこうよ。そこはいつ何時も恥じることなく聞いていこうよ。人の命を預かる身なんだから。そこは慎重に。とことん慎重に……。
だから!
だ・か・ら!!
ま、というわけで、『ケアネットDVD』、是非見てみたいです……ん!?
これ、vol3のパンフレットじゃん! vol1と2のパンフレット、誰か持ってこーい!
追伸:そういえば先ほど、映画『ET』の名場面を目撃! チャ〜ラ〜〜、チャラリラチャ〜ラ〜……
多漏、そりすぎ。
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