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週末、panda移送中、七分丈ばかり [駄文選]

先日、嫁の車がバッテリーが上がっただけではなく、動かないことが判明しました。

 というわけで、週末、大移送大会!
 ……って、煽ってみたけど、俺ら友だち少ないし、「俺、レッカー車持ってっから運ぼうか?」なんていう良くいる親友もいねぇから……つーか、そもそもレッカー車なんて持ってるやついねぇだろって?
 そうだすね。

 ちなみに例のSPA!のマンガ、人気最下位だって。

 相変わらずだね。

 さておきpandaの話に戻ると、土曜日の朝。起きてすぐJAF登場。嫁、先に出る。俺、何かと運転することになりそうなのでとりあえず免許証だけ持って出る。玄関開ける。

「オーライ、オーライ、オーライ……あっ、お母さんは先に行ったよ」

 えーと、誰?……プロじゃん! 町屋のプロじゃん!!

※説明しよう。町屋のプロとはウチの近所に住むオッサンで、自称「町屋のプロ」。ウチの土地を買ってしばらく放置中に登場したキャラで、主に工事現場に現れては手伝おうとする、まあ、言うなれば「大きな親切大きなお世話」な人である。基本、朝から酔っぱらい。

 久々の登場におののきながらも、ホントこの人は何かとその手に車両に食い付いてくるなぁって思いつつも、それなりに無視して運転席のJAFの人に話しかける。

「どーも。嫁は?」(俺)
「駐車場の方に行ってます」(JAF)
「あっちに行ったよ! はい、オーライオーライ」(プロ)

※説明しよう。プロは町屋のことは何でも知ってるとのことで「俺は町屋のプロだから」とおっしゃるのだが、それ以外も大抵プロである。特に工事関係は全般プロ。それは施工中散々聞かされた。もちろん車の誘導もプロ。何せ最初に出会ったのは、俺が近所の駐車場に入れようとしたとき。「すぐ近くに駐車場あるから。ほら、バックでオーライ、オーライ……」って言われるがままにバックしていったら駐車場はしばらくなく、それこそ300メートルくらいバックさせられた。で、一番手前の駐車スペースが空いていたからそこに入れたら、「そこは契約車両があるからダメだよ」と言われたので出し、一番奥までバックで入れようとプロのオーライのまま入れていったら右側が狭くて出られず。もう無視して自分の感覚だけで入れ直そうとしたけど、プロのオーライ待ちで結局、その角度にしか入れられず。窓を開けて「退いて!」って言っても「大丈夫、大丈夫! まだ行けますよ!!」だって。仕方なくあきらめて、入れて。助手席から出て。で、最初に入れたところをもう1回確認したら、そこは月極でもなんでもなく。「コイツ、まるでプロじゃない」って確信しました。初見後、数分で。そんなプロ。

 それをJAFの人は数秒で見抜いた様子。すでに完全無視でバックして切り返し。嫁の方へ向かった。嫁は車に荷物があるとかで、俺はガレージから車を出して追う。

 駐車場到着。嫁がいた。ボンネットを開けているJAFの人となんか話している。その傍らに、プロ。片手にドラフト生を持った、自称プロ、ひとり。

「あぁ、キャブがいかれちゃってんだな」(プロ)
「(完全無視で)火は飛んでんだけど、燃料が来てないのかなぁ」(JAF)
「そうですね」(嫁)
「燃料が来てないんじゃ、それは動かないよね(にんまり)」(プロ)
「(完全無視で)じゃ、運ぶしかないですね。そうですね」(嫁)

 その会話を聞きつつ、荷物を自分の車に運び入れる俺。のち、JAFの人の意見を聞くと、バッテリー云々ではやはり動かず。レッカーするしかないとのこと。しかしpandaはレッカー車では運べないと言われる。前のシャフト付近にオイルタンクが張り出していて、T字のレッカー車では無理。牽引しかないないということになる。

「ウエノさん? あぁ、ウエノさんか。おじさん、覚えている? ほらっ、ウチを作ったときにね。手伝った。ね。いやぁ、髪とか伸びちゃったから、わからなかったなぁ〜」(プロ)
「(まるで無視で)じゃ、お願いします」(俺)
「牽引して指定された工場まで運ぶのは無理だから、積載できる2t車を用意してるんですよ。今、近くの大きな道に出る道は……」(JAF)
「それだったら」(プロ)
「(制するように無視して)右出て左に曲がって……(中略)……最後は右に出るのがベストですかね」(俺)
「いや、尾久橋に出るんだったらそこ左に行って右に行った方が近いだろ。俺、この辺の道なら全部」(プロ)
「(間違っているので無視し続けて)じゃ、お願いします」(俺)

 で、俺は荷物を積んだ車をウチのガレージに戻して、歩いて戻ってくると牽引の準備が出来ていた。早速、運転席に乗り込み、嫁が助手席に乗り牽引されていく。出る際ももちろんプロの誘導付きで。出てしばらく後。車内で嫁語る。

「車を仕舞いに行っている間、牽引のロープみたいなのを付ける間もプロがいろいろ指示してきて。もちろんJAFの人は無視して作業していたんだけど。そしたら私に話しかけてきて。『私がね、なんでこんなに詳しいかっていうと、私は昔、そういう仕事をしてましてね』ってウチを作っている時とおんなじようなことを言ってきたから、『そうなんですか。で、今は何をやっているんですか?』って聞いたら、『……無職です』だって。『でも、昔はね……いや、私はウエノさんちの基礎を作ったんですよ』とかとんでもないことをJAFの人に言いそうになったから、『いや、基礎とか作れるわけないですよね? 今は何をなさっているんですか? 今は何をなさっているんですか?』って。何度も何度も聞いていたらしゃべらなくなったよ!」

 ある意味、嫁の方がプロっぽいね。

 で、さすがに牽引にはついて来ないだろうって、ホッとしていたところ……。

 前方で待つプロonバイシクル発見。げんなり。

 思いっきし車道の真ん中を俺らを誘導しているかのごとくペダルを漕ぐプロ。
 対向車を華麗に誘導した後、小学生の時に教わった手信号にてカーブを右に曲がるプロ。
 背筋をしゃんと伸ばし、信号が黄になるかならないかの状態で進んでいくプロ。俺らはそのまま赤信号にて停止。気づかず進んでいく、プロ。小さくなっていく、プロ。やがて信号が変わり、俺らは右に曲がった。プロ、さようなら。さようなら、プロ。
 そこからしばらく走り、ガードの先で積載用の2t車があった。そこで停止。
「エンジンが掛かってないとブレーキも重いんだなぁ……って、ホントか? ブレーキパットの不良か?」なんて感想を述べつつ、積載の様子を見ていると……プロ到着。
 近づいてきて「そこに乗っけるんなら後ろから」とかなんとか言いそうになったので、そろそろいいかなぁってなり、俺、言う。ただ、近所に住んでいるそんなプロに恨まれるのは真面目にやばいので、なるたけソフトに。

「いや、手伝ってくれる気持ちはありがたいんだけど、人が多いと、邪魔、になることもあるからさ。ほら、もう、帰っていいから。ね」

 この“邪魔”って言葉を聞いた途端、もうそれはわかりやすくシュンって、意気消沈。
「専門家が居た方がいいのに……ブツブツ」ってなんかブツブツ言いながら帰りました。

 七分丈の作業ズボンをはためかせながら。無職なのに、七分丈の作業ズボンをはためかせながら。よろめきながら。酔っぱらいだけに、よろめきながら。土曜日のお昼時。

 というわけで、小春日和の中、小一時間ばかり、七分丈プロの強引ストーキングを堪能したわけですが、実はこの間、いろんな七分丈に遭遇してました!

・自分の車をガレージへ仕舞いに行く道中→いつもサンクス付近で涎を垂らしているダウン症のおじさん。七分丈
・駅の改札付近を通過中→噂には聞いていた、ペットボトル男=ペットボトルに3分の1ほど水を入れた状態で飲み口のところにゴムのようなヒモのようなものをくくりつけて、水風船のボンボンのようにボンボン揺らしながら彷徨う男。七分丈
・2t車に積載中→チャリに乗って笑いながら疾走する禿げたオッサン。七分丈

 えーと、すごい町に住んでいるなぁって改めて思いました。
 ていうか、その手の人ってホント、七分丈だなぁって改めて思いました。
 つーか、最後のチャリ笑い男通過中、積載作業にて斜めになったpandaから思いっきし水が漏れだしたとき、ウチの嫁が「水がね、溜まってたんですよ。アハハ。大雨のときにルーフから雨漏りしたみたいで。アハハ……(ここで男が通過)……って、なんか笑われているみたいだね。って、被害妄想ですよね。アハハ」って言っているのを聞いて、なんか彼女ってやっぱこの町に馴染んでいるなぁって改めて思いました。

 というわけで、とても濃い土曜日を過ごした俺としては翌日曜日、音楽を落とすしか立ちゆかなくなり。
・WHITE ZOMBIE

・ウクレレ栗コーダー

・ROB ZOMBIE
という、ヘッドバンキング→癒し→モッシュというコンボをキメてみました。
 むち打ち気味で、おやすみなさい。


追伸1:長髪&髭な僕の目指しているところが明確になりました→

追伸2:今日もほとんどウィンドーズと対戦。今日は主に不具合を起こすグーグルアースを入れたり出したり、大変でした。よって、今日もHPは1ページも更新なし! いつのことか!


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黒田B造

まあ、ずいぶんと長文を読まされたわけなんだが、無理。

写真の男は、無理。

ウィンドウズをウィンドーズと表記する時点で、無理。

叩いて光らすのは、可能。さあ行こう。
by 黒田B造 (2007-03-12 13:30) 

*bmb*

>ちなみに例のSPA!のマンガ、人気最下位だって。

その人気最下位のマンガのためだけに
SPA!買った人。

by *bmb* (2007-03-12 14:29) 

ひろし

プロ、面白過ぎ~!
ザ・ノンフィクションとして、ザクティで記録して欲しかった。
あ、つけあがるか。

七分丈はプラスワンに売ってるんじゃないかと。
リュックマンも着用してたらますます笑える。
by ひろし (2007-03-12 15:09) 

あちゃ

おもろ(笑)
すげ町です
by あちゃ (2007-03-14 04:06) 

ウエノミツアキ

>黒田さん
荒川区は「おせっかいおじさんおばさん運動」みたいなのをやっているそうです。それか? いやいや、おせっかいがすぎました。無理←かなり写真の男=ロブゾンビっぽくなっている髭男より

>bmb
おまえ、ほめる

>ひろし
動画は無理。リュックマンとチャリマンを足せば、映画作れるね。町屋フリークス。

>あちゃ
ホント。町屋theフリークスタウン
by ウエノミツアキ (2007-03-21 00:47) 

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